2018年09月25日

Tips2 (調査に当ってのお約束事)

第2回目のTipsは『お約束事』についてです。

 

『お約束事』とだけ言われても意味が分からないと思います。

現場での外壁調査を実施する際に一人で作業し続ける場合は良いのですが、2人以上が図面の落とし込みに参加する時に表現の方法がバラバラな場合が多く見られます。

特に、複数社の下地業者が参加している時に多いです。

1社であれば、社内で勉強会などを実施し、方針を決めておけるでしょう。

しかし、複数社で同じ表現をさせようと思えば、管理する側で指針をはっきり決めておかないと統一された表現が出来ません。

基本的な事ではありますが、これが現実です。

 

ZONDEでは、基本的な言葉の設定が既にあり、その言葉の中から選択する事になるので、一般的な部位名称を知っていれば言葉や表現の方法は統一出来ます。

もし、管理側の判断でこの言葉は当社の仕様にそぐわないといった場合には『工事別設定』から『劣化種別』や『部位名称』を書き換える事が可能です。

 

例えば、「タイルの浮き」があった場合に陶片浮きなのか、下地浮きなのかで区別をしたい場合もあるでしょう。

区別したい理由は、改修工法が「貼替」なのか「注入」なのかで分かれるからです。

この場合は、最初から「モルタル浮き」の劣化状況として「素地面」「塗装面」「タイル面」「その他」と4つの種別を用意していますので、必要に応じて書き替えて使用してもらうと良いと思います。

場合によっては「タイルひび割れ」の中でも「貼替」なのか「未処理」なのかといった場合もあるでしょう。

図面上は同じ色で表現になりますが、集計した時に数量が分かれれば良いのであれば、「タイルひび割れ」の中に4つまで劣化状況を設定できますので、そこで「貼替」「未処理」等の設定をしてもらえばと思います。

 

そんな、細かい設定を出来るようにはしておりますが、実際には劣化図を書く前に「約束事」を決めておく必要があります。

特に重要となるのが、どこまでを平面図で拾って、どこまでを立面図や展開図で拾うかの取決めです。

手摺内壁展開図や天井伏図が用意されている場合は決めやすいでしょうが、平面図と立面図だけで外壁調査図を作成する場合は気を付けておいてください。

特にダブりやすいのは手摺笠木やパラペットです。

私が調査をする場合、笠木類は平面図で拾うようにしています。手摺内壁まで連続している場合は手摺壁で計上しています。

 

この辺りを事前に協議しておくと、複数の業者が参加していても同じ考えで統一がしやすくなります。

 

凡例や単位は変更する事が出来ませんが、劣化に関わる言葉は、極力変更出来るように作成しています。

上手に組み合わせてもっと簡単で、もっと正確なデータを作り上げて下さい。