2017年12月21日

クラウド管理のメリット

数年前からクラウドという言葉がよく聞かれるようになりました。

cloud=雲 です。

インターネットの世界を空に例えて、その空に浮かんでいる雲に情報を詰め込むというイメージでしょうか。

ZONDEのデータはダウンロードしない限りパソコン、タブレット、スマホといったデバイスの中には情報を保存しません。

全てクラウド上のサーバーの中に保存されています。

それも月額基本料1,000円(税別)のプランに20ギガバイトの容量を提供していますから、1物件当り写真を2000枚程度保存(写真一枚当り1メガバイト計算)していたとしても10物件前後のデータを保存できることになります。

 

ここで勘違いが発生しやすいと思うのですが、インターネット上とかクラウド上といった表現を用いていますが、仮想空間にデータが存在している訳ではないです。

とある場所にデータセンターがあり、そこにデータが保存されています。

 

 

今回は、クラウド上でデータを管理することのメリットとデメリットを記事にしたいと思います。

普通はメリットから書くのでしょうが、先にデメリットを書いておきます。

 

デメリット:ネットに接続出来ないと情報を取り出せない。

ZONDEのデータはクラウド上にあるので、ネットに接続できる環境がないとサーバーにアクセス出来ません。ですからネットに接続されないと情報を見る事も新規にデータを載せることも出来ません。

 

これくらいしかデメリットはありません。反面メリットは沢山挙げられます。

その中でも大きなメリットは下記の2つです。

 

メリット1:データが天災の影響を受けにくい

顧客情報や社員情報も含めて工事データも会社の大事な財産です。消失や漏洩のリスクを限りなく小さくできる方法を検討する必要があります。

ZONDEの全てのデータはクラウド上で管理されているので会社が地震や洪水といった被害を受けたとしても最悪でもZONDE内のデータだけは守られます。

会社内にサーバーを用意して、社内サーバーにデータを保存しているのが普通でしょうが、どんなにデータのバックアップを社内で保存しておいてもサーバーの置いてある会社が天災の影響を受ければデータは消失の可能性があります。

雷の影響を受ける場合もあるでしょう。急な停電でサーバー内のデータが消失することもあり得ます。

データ消失の可能性が限りなく小さくなることは、クラウドシステムの大きなメリットの一つです。

 

メリット2:ネットに接続できる環境ならば、いつでもどこでもデータを更新・確認が可能

通常、外出先で空いた時間に写真データを整理しようと思ってもノートパソコンが必要になります。

ノートパソコン重くて邪魔ですよね。私もタブレットを持っていなかった頃はノートパソコンを持ち歩いていました。しかし、タブレットを持っていたからと言ってエクセルや写真用アプリが無ければタブレットで写真のデータ整理は出来ません。仮にタブレット用のエクセルをインストールしていたり、写真用アプリを使用していたとしても整理したデータをパソコンに移し替える作業や、その逆に持ち歩くためにデータを移し替えるのは面倒な作業です。

持ち歩き用にデータをコピーしたことを忘れていて、最新のデータがどれかわからなくなることもあるのではないでしょうか?

データがクラウド上にあり、ネットに接続できる環境であれば、同一のデータを更新して使えるので、『最新のデータはどれだ?』という問題は無くなります。

『icloud』や『googleドライブ』『Microsoft OneDrive』といったクラウドストレージサービスを上手に活用されている方もいるかもしれませんが、タブレットからエクセル等で写真整理するのはかなり疲れます。

ZONDEのシステムは初めからタブレットやスマホで操作する事を想定しています。パソコンからの作業に比べれば制限がありますが比較的楽にタブレットからの操作が可能です。

 

ZONDEの利用方法の一つでもありますが、クラウド管理としていることで作業状況の確認がリアルタイムで可能にもなります。

写真の更新状況でどれくらい作業が進んだかを確認することも可能ですし、劣化システム側でもピンの更新状況を確認することで1日にどれくらいの範囲の調査が進んだかといった情報も確認できます。

実際に利用して頂いている職人さんからのレビューでこんなものがあります。

『社長から電話があって、作業の進捗が遅いと言われた。これまでは現場に来ないと確認されなかったのにZONDEで状況が丸わかりになるの迷惑』

社員である職人さんにとっては監視されているようで迷惑といった事を言われましたが、社員や職人さんを管理している社長や現場監督、職長の方々からすれば電話で聞いたり、言葉で説明されるよりも確実に工事の進捗状況の確認が可能になります。

 

これもクラウド管理を行なっているから可能なことです。

 

ZONDEの基本機能は『物件管理システム』『写真管理システム』『黒板管理システム』『劣化管理システム』の4本が大きな柱です。

それぞれに出来る事が違いますが、利用者の発想一つで私たちが予想もしていない使い道もあると考えています。

上に書いたような『進捗状況の管理』も使い道の一つでしょうし、写真管理システムに『連絡用』といった台帳を作っておいて写真を見てもらい遠方の人に助言を求める使い道もあります。

 

クラウドだから出来ることを考え『もっと簡単に、もっと正確に。』ZONDEは進化して行きます。